意外と知らない?ヘルメットの基礎知識

道路交通法で着用が義務付けられているヘルメットは、ライダーの命を守ってくれる重要なアイテム。
日本では、「PSC規格」をクリアした証であるマークが貼付されていないと、公道を走ることはできません。
デザインや価格の前に、まずこのマークがあるかどうか確認しましょう。

PSC規格マークPSC規格マーク

ヘルメットの買い替えは必要?時期は?

「大事に使っているから」なんて思って、何年も同じヘルメットを使っていませんか?たとえ外観はキレイでも、経年劣化はするもの。ライダーの命を守ってくれる必須アイテムでもあるので、保護性能が低下しては意味がありませんよね。
使用頻度にもよりますが、3年程度で交換することをメーカーも推奨しています。長くても、5年以内には買い替えましょう。

ヘルメットにはどんなタイプがある?

ヘルメットは、大きくわけて以下の5タイプあります。

  1. フルフェイスタイプ…その名の通り、顔全体を保護してくれる最も安全性の高いヘルメット。ただし、比較的重くて暑く、開放感がないのが難点。
    フルフェイスタイプ
  2. システムタイプ…走行時はフルフェイスと同様だが、休憩時にあごを守るチンガードを外したり、フリップを上げたりして開放感が得られるのが特徴。大きくて重いのがマイナスポイント。
    システムタイプ
  3. ジェットタイプ…後頭部まで覆うため比較的安全性は高い。チンガードがないため受傷の危険性はあるが、その分開放感がある。タウン向けでデザインも豊富。
    ジェットタイプ
  4. ハーフタイプ…最も軽量で開放感があり、価格的にもリーズナブルだが、事故時の受傷は免れない。125cc以下のバイクでしか使用できないので要注意。
    ハーフタイプ
  5. オフロードタイプ…バイザー付で、まさしくオフロード向け。ゴーグルとの併用も可能。フルフェイス並みに安全性が高いが、高速道路には不向き。
    オフロードタイプ

まとめ

タイプやサイズだけでなく、メーカーによってフィット感などに違いがあります。購入時には必ず一度かぶってみて、装着感を確かめることをおすすめします。安全性はもちろんですが、カラーリングやデザインにも注目し、自分の愛車に似合うヘルメットを選ぶのも楽しいですね。

※本記事は、2018年5月2日時点の情報です。お客様ご自身の責任のもと、ご活用くださいますようお願いいたします。